猪アクセサリーづくり

命、まるごと頂きます!
ということで、皮を鞣す方法をご紹介♪
これが、なかなか難しいんですよね(>_<)

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余分な脂肪を取り除き、洗剤液に浸け、
さらに、なめし液に浸けて、乾燥させます。

今回は、前回解体した時の皮を使いました。
革を使った作品を作っていらっしゃる作家さんに講師をお願いしました。

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猪の皮っていうのも珍しいですが、
モサモサの毛が付いた革ってなかなか無いですよね。

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革はとても固かったです!
金具を通し、皮に穴を開けて、糸で縫って、
キーホルダーを作りました(#^.^#)

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革については、もっと試行の余地がありそうです。
もう少し、なめしを続けてみようと思います。

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今回、多くの方々に手助けして頂いて、合宿が開催できました。
「狩猟免許を取ります!」とおっしゃる参加者もいらっしゃいました。
また、「狩猟免許を実際に取るところまでいかなくても、猪の被害について知ってもらったり、肉を食べることについて身近に感じてもらえる人を増やせたのがとても良かった」と言ってもらえて、
本当に意義のある合宿だったなぁ~と感じました。

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イノシシ君、命をありがとうございます<(_ _)>
無駄にせずに活かしていきますからね!

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狩猟合宿@向島 2日目

2日目の朝もポカポカです。
畑に向かい、罠を仕掛ける場所を探します。
畑は食事場所、獣道は暮らす場所、
それぞれで罠の仕掛ける場所やテクニックが違います!

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これらの罠は、猟師さんの手作りです。
試行錯誤して、バージョンアップしているそうですよ(=゚ω゚)ノ

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しっかり埋めます。
とても力が必要で、女子にはけっこう難しい作業です。

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罠を仕掛けた後、分からないように草や小枝で隠します。
それでも普段と違うのをイノシシは感じるらしく
1~2週間、もしくは1か月、人の気配が消される雨の後が良く掛かるそうです。
今は、猟期が過ぎているので埋めた後、撤収しました。

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猪が罠にかかったかどうか毎朝確認に周るそうです。
掛かっていたら、すぐに銃や電気ショックなどで絶命させて
その場で血抜きをし、2時間以内に解体をするそうです。

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ちなみに、私の畑は、土が柔らかくて良い畑だね~と
お褒めを頂きましたよ(*´▽`*)
・・・ほったらかしなんですけどね(^-^;

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狩猟合宿@向島 イノシシの解体

見たくない方は、ページバックしてくださいね!

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オス、40kg程度、大三島で狩猟されたものを用意しました。
皆さん興味津々です。

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それに、積極的に解体していきます。

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講師のナベちゃんはとても丁寧な作業をされます。
猪に対して敬意を払っているようにも感じました<(_ _)>

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夜には自分たちでさばいた肉を料理して食べました♡
日頃食べている肉よりも “命を頂く”ということが より分かったように思えました。

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そしてアルコールでリラックスして、
初めましてとは思えないくらいの深~い話をしながら
夜は更けていくのでした・・・(^-^;

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つづく・・・

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狩猟合宿@向島 1日目

ポカポカ陽気の春分の日、とっても楽しみにしていた狩猟合宿を開催しました♪
様々なバックグラウンドを持つ方々が集まり、お互いがお互いから学ぶ時間となりました。
その様子を少しだけですが、お伝えしますね('◇')ゞ

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畑にて、猪の痕跡探しです。
どこかな~?

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目の前の掘り返してあるデコボコすべてがイノシシです!
偶蹄目らしい爪の跡もわかりますね。

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獣道も探しに行きます☆

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ここは以前、ミカン畑でした。
しかし、今は放棄されて、猪の住処になっているようです。
最近はこういう場所が増え、それに伴い、猪の数も増加しているんです(>_<)

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またイノシシ跡を見つけたようです!

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フンコロジー♪
どうやら、繊維質のものを食べているようですよ~

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それから・・・・

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皮のなめし 続き・・・

猪の皮をなめし液(ミョウバン+塩+水)に浸けました。
2週間ほど置いておき、その後・・・

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引き上げて、裏返し、皮膚の方を鉄のブラシでゴシゴシすります。
こうすることで、コラーゲンを破壊します。

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その後、金槌で叩きました。
乾くとコラーゲンが固まり、カチコチに固くなるそうです(>_<)!

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その後、乾かします。
家の裏の物干し竿にかかっていると、奇妙な感じがします・・・

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昔、アイヌの人たちは、皮を鞣すために、歯で噛んだり、
とがったもので引っ張ったりしたそうです。

今気づいたけど、皮をなめすって字は、
皮を柔らかくして革にするって書くのね(^o^)

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追加ワークショップのお知らせ♪

満員御礼です<(_ _)>

3月21日からの狩猟合宿に緊急告知!
なっなんと、革の職人さんがワークショップを実施してくださることに決定しました
ラブコールを送って1か月、ようやくお会いできて実施出来ることに

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猪のワサワサした毛が付いたままの革を使った、世界で一つだけの小物を作ります。
皮まで丸ごと命を頂く♪ 
も~~ワクワクして待ち遠しい☆

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注意)写真は講師のワサワサ毛付きバッグです。
これを作れるわけではないのよぉ~(^-^;

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狩猟合宿@向島

満員御礼です<(_ _)>

『狩猟合宿in向島 ~命と向き合う田舎暮らしとは?~』

瀬戸内しまなみ海道を渡って1つ目の島、向島(むかいしま)にて実施する「狩猟採集合宿in向島」のご案内です。

私は生まれ育った島で暮らしていくために、30代でUターンし持続可能な畑づくりを目指していました。先祖代々ミカンや野菜を栽培していたのですが、後継者不足やミカンの価格暴落によって周囲の畑が放棄され始め、イノシシが我が物顔で畑を荒らしています。

イノシシ対策に、狼のオシッコを樹につるしたり、水仙を植えたりしたのですが、効果は全くありません。畑を継続する意欲を無くしていた時、をかしやさんの狩猟合宿に参加して、渡邉さんの活動に光を見出しました!

そこで、その取り組みを多くの人たちと共有したい!という想いからワークショップを計画しました。


一泊二日でワナ猟を体験し、イノシシまるごと一頭を参加者自身の手で解体します。

講師は30代の若き猟師「なべちゃん」こと渡邉氏。彼から猟と解体作業の手ほどきをうけ、実践します。

もともと、渡邉氏は猟師ではありませんでした。現在もそうですが、本職はミカン農家です。今日、農業は楽な商売ではありません。しかし大学時代にまちづくり、地域おこしを学び、各地の農産物直売所を研究していた彼は、直販を手がければ農業でも「イケル!」と判断します。そして卒業後地元大三島(おおみしま)に戻り、柑橘の農業後継者として就農します。

しかし、見る見るうちに島にイノシシが増え、丹精こめたミカンが食い荒らされるようになったのです。獣害のひどさに耐えかねた渡邉氏は決断します。
ワナ猟免許を取得し、地元猟友会と連携し、シシ猟を行うようになります。しかし、害獣駆除のための猟は、ただ撃って埋めるだけ。彼は次第にそこに疑問を抱くようになります。

「命を奪ったからには精一杯美味しく食べてやるのが野生のルールではないか?
害獣だから殺されて、食べられもせず捨てられるなんてまっとうな死に方じゃない。」

そこで、猪肉を販売するためのさまざまな取り組みをはじめます。仲間と一緒に「しまなみイノシシ活用隊」を結成し、廃校の給食センターを食肉処理施設にするために行政に働きかけ、猪肉をソーセージやハムに加工し「あらくれポーク」という名前を付けブランディングし、独自の販路を開拓していきます。

現在も、イノシシの命を無駄にしたいため、関わってくれる仲間の人件費を捻出するため、地域を元気にするため、さまざまな取り組みをしています。特にこの冬の時期は、昼はミカン農家、夜はシシ肉解体業者として、まさしく「シシ奮迅」の活躍をしています。

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イノシシ料理♪

自分でさばいたイノシシを美味しく頂きました

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まず、塩を振り、3~4時間おいて余分な水分を出します。

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次に、灰汁を取るために
ネギや大根の葉などと一緒に茹でました。
何度も茹でることを覚悟していたのですが、全くと言っていいほど灰汁が出ないんです!!!

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圧力鍋に、甜菜糖:醤油:水を同量入れ
圧力をかけて10分、
一晩ゆっくり寝かしました。

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イノシシ肉は、土の中の野菜と相性が良いらしく
ゴボウと一緒に煮ました。

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豚肉と全く違いますね!!!
すっごくエネルギーを感じます♪
レパートリーを広げたいです(*´▽`*)

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イノシシの皮を・・・

皮をなめしてみたよ~
袋に入れて持って帰ったら、すっごく獣臭かった
こうなると、やっぱり生きてたんだなぁ~って実感!

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某自然史博物館で標本作りをしていらっしゃる方に皮の処理の方法を聞き、
やってみることに

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まずは、はがしきれなかった脂肪を出来るだけ取ります。
包丁はネットリとした油ですぐに使えなくなり、
草を削る道具でこそげ落としました。
力も入りやすいし、これは良い♪

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洗剤を溶かした液に入れて、一晩置き、余分な脂を溶かします。
せっかくなので環境に配慮した洗剤を使いましたが
弱いかなぁ?

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遠くでカラスが鳴いてます。
獣臭がするから集まって来てるんだな!

次の日、洗剤を洗い流し、なめし液に浸けます。
(なめし液=ミョウバン+塩+水)

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毎日2回かき混ぜて、ムラにならないようにします。
水面から出ないように落し蓋をして、
狸で4日くらいだそうだから、1週間くらい様子を見てみます。

づづく・・・

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イノシシの解体

解体の写真を見たくない方は、ページバックしてくださいね!

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事前に内臓を除いた状態で用意していたイノシシ(オス・68kg)が
解体場に吊るされていました。

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電気ショックで止めを刺したそうです。
すでに死んでいて、血抜き&内臓も取り除かれ、
会場は涼しいためか臭いもありませんでした。

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もっと、ショックを受けるかと思っていたのですが、
『肉』に近い感じがしました。

でも、頭を切り離す際は、自然と手を合わせていました。

手足に近い場所は脂肪が少なく、はがしやすい。
脂肪の多い胴の部分ははがしにくいです。
包丁に油が付いて、何度も洗ったり、研いだりしないといけなかったです。

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この大きさで、解体まで3時間かかりました!
プロは1時間半くらいで出来ちゃうそうです。

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皮をはいで、骨を取り、部位によって切り分けられると
まさに『食肉』って感じです。
でも、スーパーで売られている肉と違って
始めの姿を見ているので、「命を頂く」「ありがとう」という感じが湧いてきて
とても大切に食べようと思えますね。

つづく・・・

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