GWに・・・
れいこう堂さん&ひなの会さんが
福島からの家族をGWの間、受け入れされました。
私は、そのウエルカムパーティーのご飯を作りました
ほとんどが、福島市からおこしくださって、
広島県はもとより、西日本を訪れるのも初めての方々でした。
きっと、放射能の影響で、筍やワラビ、フキなどの
春の山菜を食べることが出来なかっただろうと思い、
用意させていただくと、
『山菜は、毎年、自分で山や野で採って食べていました。
でも、昨年も今年も出来ませんでした。
すごく、美味しいです』
とおっしゃってくださいました。
一緒に夕食を食べながら、福島での生活を伺うと
『子どもたちを外で遊ばせることが出来なくて、とても心配。
福島には、家族、親戚、友人も居るので、残るか、移住するか
まだ、決められずにいます。』
移住した人たちに対して思うことは?
『それを許してくれる環境や状況があることに対して
正直、うらやましいです。
決断することが出来る気持ちも。』
驚いたことに、
『今まで、様々な差別に遭いました。
福島から来たというと、“除染して入ってくれ”とか
“泊まった宿で別の風呂を用意されたり”
“車を別の場所に駐車したり”と。
とてもくやしくて、悲しくなりました』
広島でも原爆後の差別について、聞いていましたが
今の日本でも、そんなことを考え、差別する人たちが(わずかでしょうが)居ることに
憤りを覚えます。
『福島と、味噌や醤油の味付けがこっちと違うね。
もっと、しょっぱいよ。』
『福島の中でも、会津地方や海岸の方では、食文化が違うのよ』
など、故郷をとても愛している様子が伺えました。
『GWは、尾道を散策したり、瀬戸内海を訪ねたり、
子どもたちを外で思いっきり遊ばせたい。
そして、尾道に住む人たちの暮らしを尋ねて
これからの、暮らしを考えていきたい。』と、
楽しみでもあり、複雑な表情をされていました。
原発事故で、彼らの人生設計は大きく変わってしまいました。
まだ若いお父さんお母さん、無邪気な子どもたち。
直接、お会いすると、決して遠い世界の話ではなく
自分と同じ一人の人格として、
多くの人たちが、悔いのない人生を歩んでいけることを願っています。
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