麦味噌づくり ~2日目~
坂本農場さんでの麦味噌づくりの続きで~す。
一晩温かくしておくと、麹菌が元気に繁殖します。
白いモワモワしたものがびっしりと!
この状態を“麹の花が咲く”と言うのだそうです。
ステキな表現ですね。
それを1度切り返し、5時間くらい置いておきます。
その間に、一晩、水に浸けておいた大豆を
で~っかい鍋で茹でます。
指でつまんで、簡単につぶれるくらい軟らかくなるまで。
ザルで漉して、ビニール袋に入れて、
熱いうちに潰します。
いつもは、マッシャーで潰してたのですが、
なんとっ、足で踏みます
この足袋がすぐれもの!
香川のうどんを作るときのものだそうです。
マッシャーなんかとは比べ物にならないくらい
早くてキレイにつぶれるんですね~。
お行儀悪い訳じゃなくて、合理的ですよ。
つぶした大豆に塩を混ぜて、麹を混ぜます。
もう、見た目は味噌っぽくなってきました~。
味噌作りで一番注意が必要なのが、清潔にすること。
それぞれの作業の前には、何度も手や爪を洗います。
雑菌が入ってしまうと、作った味噌全体がダメになっちゃうからね。
固さは、大豆を茹でた汁で調整。
この汁のことを“飴”って言うのだそうです。
ほどよい固さになったら、樽に詰めていきます。
袋をギューッとしめて、空気を抜きます。
空気が入るとどうしてもカビが生えてしまうので。
味噌は嫌気性細菌の働きによるものなのだそうです。
これから、半年後、食べられるようになります。
それまで、じ~っくり待ちましょうね。
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コメント
土曜日の早朝から始まった麦味噌作り、お昼過ぎに麹菌とまぜて、もろぶたにいれて、「よ~く寝るんだよ」って感じで、シーツや毛布をかけましたよね。夏のわりには、涼しい日で、ちゃんと麹が花を咲かせてくれるのかドキドキでしたね。
次の朝、部屋の中は麹の香りが広がっていましたね。なんとも、幸せな香り・・。菌はなんて不思議な生き物なんでしょうね。
これから、冬になって食べられるようになるまで、静かに菌ちゃんたちが、あそこの味噌蔵の中でがんばっているんだと思うと、わくわくしますね。また、みんなで会えること、一緒にあの味噌を味わえること、と~っても楽しみです!
私の暮らす世羅や坂本さんたちの地域では、「みつ」と言っていた大豆を煮た汁が、呉では「あめ」と言っていたのも、おもしろかったですね。
麦で味噌を作ることも、県の南部ならではなのでしょうね。
長い文になりました。
また、会える日を楽しみにしています。
投稿: もっちゃん | 2009年7月29日 (水) 00時24分
もっちゃんへ
誘ってくれて本当にありがとう~。
部屋中にやさしい甘~い香りが広がってましたね。すでに味噌っぽい!
大勢で作るとあっという間に出来るし、色々お話できるのが醍醐味だね。きっと、昔のお母さん、お婆さんたちもこんな風に集って情報交換してたんだろうなぁ。
冬に出来上がった味噌と、また皆さんに会えるのが楽しみで~す♪
味噌料理考えとこうっと
投稿: むらかみ | 2009年7月30日 (木) 20時19分